まもなく年末年始がやってきます。韓国では年末年始はどのように過ごすのでしょうか?同じようで違う韓国と日本の文化。今回は、日韓夫婦ライターのクムクムが、韓国と日本の年末年始を比較してみます!
年末年始の休みがない?
実は韓国には、年末年始のお休みはありません。なんと公休日は1月1日のみ。1月2日が平日なら出勤します。お店も病院も開いています。なぜなら、韓国では新暦ではなく旧暦で行うソルラルという旧正月の方を重視するからです。
そのため大型連休もなく、旅行に出かける人もいません。日本のような慌ただしい師走感もなく、大掃除の習慣もなし!それでも年末年始セールはあり、お店はどこも空いているので、渡韓にはぴったりの時期かも。
年末の過ごし方は?
日本では12月25日を過ぎると百貨店や店舗、レストランや街路樹などのクリスマス装飾は全て片付けられ、26日から一気に年末年始モードに変わりますよね。なんと韓国では、25日を過ぎてもクリスマスツリーを片付けず、クリスマスイベントを大晦日まで続けているお店も多いのです。
では、韓国では年末はどのように過ごすのでしょうか?まず、年末になると、日本と同じように歌謡祭のようなイベントが各地で開かれます。テレビ番組も歌番組が増え、大晦日には夜中、歌番組が放映されています。
また職場の打ち上げや忘年会も各地で行われ「今年もお疲れ様!」「来年もよろしくね」といった挨拶も交わされます。大晦日には各地でカウントダウンイベントがも
開催。午前0時を過ぎたら打ち上げ花火をするところや「除夜の鐘」を鳴らすお寺もあります。
1月1日の過ごし方は?
1月1日には、新年の挨拶をしたり、子どもたちはセベトンというお年玉をもらったりします。ただ、こちらは旧正月にも正式に行うため、簡易的に行なっている方が多いように思います。
1月1日には、トックというお餅のスープを食べる家も多いですが、こちらも「1月1日だから食べておこうか」という雰囲気です(笑)ちなみに韓国では毎年1月1日に1歳、年齢が増えていましたが、2023年の6月に廃止されました。
このように、韓国の年末年始は旧正月がメインになるため、割と「気軽な」感じで行なっている印象があります。本格的な年末年始である旧正月については、またご紹介します!