日本のアニメは韓国に比べて残酷?今回は、韓国人夫が「子どもに悪影響があるのではないか」と、つい心配になってしまった日本のアニメのセリフやシーンを取り上げます。
目玉をほじくるぞ
何気なく日本のアニメを見ていたり、アニメに登場するセリフを口にすると、韓国人夫が心配そうにしていることがあります。
例えば、1988年に公開された宮崎駿監督の『となりのトトロ』。映画ではススワタリという丸くて黒くかわいらしい妖精が登場します。作中では、主人公サツキとメイの「まっくろくろすけ出ておいでー、出ないと目玉をほじくるぞ」という有名なセリフが。
これに影響を受けた息子があるとき、家の片隅で大声でこのセリフを叫ぶと…。夫はびっくり大仰天!「目?目を?え!目をほじくるって言ったの?どこで覚えたの?」と息子を尋問していました。出所は韓国でも大人気のトトロだと伝えると「絶対誤字脱字!」と現実を受け止められない様子でした(笑)
お前はもう死んでいる
続いて、1984年に刊行された武論尊氏と原哲夫氏による『北斗の拳』という漫画。あるYouTubeで主人公のケンシロウが敵を倒すときに使う「お前はもう死んでいる」というセリフが使われたことから、保育園児の間で大流行したことがありました。
ある日、息子を保育園に迎えに行った夫。教室に向かうと、男の子たちが一斉に「お前はもう死んでいる」とつついて来たそうです。年功序列社会の韓国で生まれ育った夫は、年下に「お前」と言われたショックもさることながら、「死んでいる」という言葉にも大困惑!帰宅後は、ひどく落ち込んでいました(笑)
腕を切り落とされる
最後は、2016年に刊行された吾峠呼世晴氏の『鬼滅の刃』です。アニメを見ていた息子の横をたまたま通りがかった夫が、鬼に片腕を切り落とされるシーンを偶然見てしまったのです!「日本の教育どうなってるの?」ともはや涙目でした(笑)
このように、常々日本のアニメの影響を心配している韓国人夫。それは韓国では、子どもに残酷な言葉や映像を見せない配慮がされているのはもちろんのこと、性的描写や女性差別に繋がるようなシーンも厳しく規制されているためです。
しかし、大人になった途端に臓器売買や惨殺シーンのある韓国映画や韓国ドラマに出会うことになるため、多少の免疫があってもいいのでは、と思ってしまいます…(笑)