韓国ドラマを見ていると、刑務所が出てくるシーンが多いと思いませんか(笑)悪役は最終的に刑務所に行く、というのもどこかパターン化しているように感じます。そのような中、気になるのが「刑務所を出たら豆腐を渡すシーン」。
そこで韓国人夫に聞いてみたところ、これには「真っ白い豆腐のように清く新しく生きるため」という言われがあるそう。
タンパク質を補うため
さらに、「刑務所で不足しがちなタンパク質を補うため」だともいわれます。ただ、現在の韓国の刑務所では、そこまで質素な食事をしているわけではないそう。やはり豆腐を一口かじらせる、というのは儀式的な意味があると考えるのが自然なのかもしれません。
例えば大ヒットドラマ『涙の女王』でも、主人公のヒョヌが豆腐を刃物でカットする印象的なシーンが出てきます。まるで悪い状況を刃物で断ち切り気持ち新たにするようなこの行動。ここからも、豆腐で祓い清める、という意味が読み取れるのではないでしょうか。
いずれにしても日本にはない習慣なので、大変興味深いです。そのような所に着目しながら韓国ドラマを見てみると、より楽しめるかもしれません。