韓国旅行の移動手段に欠かせない地下鉄。今回なんと決められた期間内に何度でも地下鉄に乗れる、短期利用券の発売が決定しました。また駅では、翻訳サービスも導入されるとのこと。どのような内容なのか、詳細を見てみましょう。
短期利用券導入の背景
短期利用券は、外国人観光客のために、もっとスムーズに地下鉄を利用してもらいたいということで導入が決定したそう。切符を何度も買う手間も省けて、お得に乗車もできるので、外国人観光客にとってはとても嬉しいサービスです。
短期利用券ってどんなもの?
短期利用券は또타(トタ)という、ソウル交通公社のオリジナルキャラクターのネーミングを付けて、【또타GO】として、2023年下半期に発行される予定です。
ソウルに訪れる観光客の滞在期間は4〜7日間が多いため、まず1日利用券と3日間利用券の導入を検討中。気になる価格は、1日利用券は5,600ウォン(約560円)と、3日間利用券は11,800ウォン(約1,180円)とのこと。バスなどの違う公共交通機関への乗換料金はまだ詳しく決まっていません。
また、観光客だけでなく、韓国現地の方も利用できます。
どのくらいお得?
実は、ソウルの地下鉄が2023年10月から基本料金が1,400ウォン(約140円)に値上がりします。それを踏まえて計算をしてみましょう。
●1日5回以上地下鉄に乗る場合→1日利用券がお得!
●1日3回ずつ、3日間地下鉄に乗る場合→3日間利用券がお得!
そして、1日利用券5,600ウォン(約560円)を買うよりも、3日間利用券11,800ウォン(約1,180円)は30%お得です。
外国人観光客向け翻訳サービスとは?
駅員と観光客が透明のディスプレイを通して、それぞれの母国語で会話をし、その場で自動的に翻訳をしてくれるシステムが導入される予定です。2023年11月に、観光客が一番多い「ミョンドン(明洞)」からスタートし、2024年には「ソウル駅」、「イテウォン(梨泰院)駅」などの5カ所に拡大予定です。対応言語は英語、日本語、中国語、ベトナム語、台湾語等、13カ国の言語です。
様々な部分でまだまだ検討中ではありますが、外国人観光客が韓国旅行を今よりもっと快適にできる環境になりそうです。これからの変化に期待しましょう!