こんにちは。韓国在住ライターMimo.です。韓国では、名前を簡単に改名できることをご存知でしょうか?なぜ改名をするのかというと、韓国では、運が悪い時は改名をし、悪い運気を追い払うそうなんです。今回はそんな改名に至るまでのエピソードを、いくつかご紹介します。
〖改名エピソード1〗親族がつけた名前が実は運が悪い画数だった
韓国では、両親だけでなく親族が、子供の命名に関わることがあるそうです。特に韓国の伝統的な名前の付け方「トリムチャ」をする際は、親族が名前の一部を統一するルールがあるため、親族で出し合った名前の候補の中から、命名することになります。その際に、姓名判断をせず命名してしまうことも。後々運が悪い名前だったことに気づき、改名をするパターンがあるそうです。
〖改名エピソード2〗名前が今っぽくないため
中でもよく耳にするのが、名前が古臭く恥ずかしいと改名するパターンです。日本でも聞いた時に今っぽくない名前があるように、韓国でも、これは古臭いなと感じる名前があります。
韓国では苗字が被りやすいので、病院や学校ではフルネームで呼ばれることが一般的。「名前を呼ばれるたびに恥ずかしい思いをするのであれば、改名してしまおう」と思えるぐらい手続きが気軽にできるのは、韓国ならではの考えですよね。
〖改名エピソード3〗単純に語呂が悪い
韓国は命名に宗教が関わっていることも。宗教的にはいい名前だけれど、実生活では発音しにくく周りが名前を正確に読めないなどが理由で、改名をすることがあります。
〖改名エピソード4〗親が付けた名前が気に入らない
親がつけた名前が後々有名な芸能人と同姓同名の名前になってしまったり、友達に同じ響きの名前が多かったりと、親がつけた名前で不便な思いをした際に改名することがあるそうです。実際に、アイドルと同姓同名になってしまって、公共機関で名前を呼ばれるたびに、周囲からの目が集まることがストレスで改名した友人がいました。親としては心が痛い理由になりそうですよね。
今回は、韓国の改名事情についてご紹介しました。日本では、なかなか名前を改名した友達に会うこと自体が難しいですが、韓国では毎年11〜15万人ほどが改名をしているそうです。国が変われば、改名に対する考え方が大きく違いおもしろいですよね!