私の日本語の生徒さんたちに「なぜ日本語を勉強するのか」について聞いてみました。小学生から70代の生徒さんまで幅広く答えてくれました。
こんにちは。長距離恋愛を乗り越え、日本の大学を卒業後すぐに韓国へやってきた在韓5年目のライターHAZUKIです。韓国では日本語教師としてはたらきながら韓国人夫と猫と暮らしています。
今回は直接私の生徒さんたちに『日本語を勉強する理由』について聞いてみました。世代によって答えが違っておもしろかったので皆さんにもシェアします。
【小中高生】やはりアニメの影響が大きい!
学生たちは「字幕なしでアニメが見たいから!」と答える比率が非常に高かったです。実際授業でも初級会話の後は、アニメを教材にしながら日本語や日本文化について学ぶ授業が人気です。この年代の特徴は「文法やワンポイントの勉強は塾で、会話の練習は自分で」する方が多いのが印象的です。会話の練習には語学交換アプリを使って練習するようです。
【社会人】現実的な理由が多い…
30代40代は就職・昇進のためなどの現実的な理由が多いです。とくに私が住んでいる地域は日本企業の支社が多く、「jpt」や「jlpt」、「sjpt」といった実用的な日本語試験のための授業をおこなうことが多いです。
会社に行って授業をすることもありますが、その場合はほとんどがビジネス会話の授業になります。日本語を勉強しながら日本語や文化に興味をもつ場合もありますが、この世代は日本語の勉強=仕事のという印象です。趣味で日本語を勉強する方は、幼いときにアニメやオタ活をしていて自然に日本語をマスターしていることが多いので、かなり日本語が上手です。
【シニア世代】意外な理由も…?
シニア世代は「ボケ防止」を目的に勉強される方が多いです。目的はあくまでボケ防止ですが、この世代は真面目に何年もコツコツ勉強しているのでかなり日本語レベルが高い人が多いです。
シニア世代はほかの世代と比べて全体的にレベルが高いため、初級クラスで中級レベル、中級レベルで高級レベルの内容を教えています。またこの世代は比較的時間に余裕があるため旅行で日本に行く方も多く、日本語に慣れている印象です。
▼「韓国人に聞いてみた」シリーズ