先日、自ら命を絶った俳優ソン・ジェリム。そんな中、韓国では「日本人ストーカーによる被害が深刻だった」と報道されています。ソン・ジェリムを悩ませていた日本人ストーカーの正体とは?
39歳の若さでこの世を去った俳優ソン・ジェリム
11月12日(火)、ソウル城東区にある自宅で亡くなったまま発見された俳優ソン・ジェリム。
昼食の約束をしていた友人が自宅を訪れた際に発見し、他殺が疑われる点がないことから自殺と推測されています。
今年39歳になったソン・ジェリムは数多くのドラマや映画で活躍し、日本でもファンミーティングを開催。
共演者や友人たちから追悼のコメントが多数寄せられている他、アイドルグループTWICEはニューアルバムの予告コンテンツ公開を延期し、哀悼の意を表しました。
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ソン・ジェリムに嫌がらせをしていた日本人ストーカー
韓国の一部メディアは11月13日(水)、「ソン・ジェリムが日本人ファンAさんから、絶えずストーカー被害を受けていた」と報道しました。
Aさんは今年4月から最近まで、自身のX(旧Twitter)にソン・ジェリムを誹謗中傷する文章を投稿。
そこには「つまらない俳優に目を向ける人なんてないだろう」「あなたの演技力で卑劣な本性を隠すことができるの?」という文章の他、「あなたがした事は決して消えない」という文章が書き込まれていたとのこと。
さらにソン・ジェリムと婚約者の写真や、婚約者の家族の写真をモザイクなしで投稿し、「ファンからもらったプレゼントを〇〇(婚約者)に捧げている」と批判し、1日に何度もこのような内容を繰り返し投稿していたと見られています。
日本人ストーカーはアカウントを突然削除
ソン・ジェリムの訃報が伝えられた後、一部のファンたちはAさんに対して批判のコメントを書き込みました。
その後、Aさんは突然X(旧Twitter)のアカウントを削除。
現在は閲覧できない状態になっていますが、これまでの投稿内容をスクリーンショットで残していたファンも多く、韓国のインターネットサイト上では急速に拡散されています。
なお、Aさんは日本語と韓国語を混ぜながら投稿していたことから「日本人である」と推測されていますが、その正体は分かっていません。
悪質な“サセン”に悩まされることが多い韓国芸能人たち
韓国では、“サセン”に悩まされている芸能人が少なくありません。
サセンは「私生活を追いかけ回すファン」を意味する言葉で、元々はK-POP界隈で使用されていた言葉でした。
しかし、近年は俳優やモデルなどにもその被害が及んでおり、深刻な社会問題に。
サセンが自宅に不法侵入したケースや執拗に結婚を迫ってくるケース、また“推し”が乗っている車をタクシーで追いかけまわして交通事故を起こすケースなどもあり、厳正な処罰を望む声が多く上がっています。