こんにちは。在韓5年目のライターHAZUKIです。韓国で日本語教師や翻訳をしています。一つ前の国立中央博物館の記事はご覧いただけましたか?今回はその博物館のすぐ隣にある「ハングル博物館」に行ってきたのでその様子をお伝えします。言語好き、韓国好きにはたまらない場所でした。韓国語を勉強し始めた方にも是非是非おすすめしたいです。意外と知らない人も多い隠れスポットなんだとか。
国宝の数々!韓国で一番大きな博物館、国立中央博物館をレポート
ハングル博物館とは?
ヨンサンの国立中央博物館のすぐ隣にある「ハングル博物館」。意外と知らない人も多いようです。韓国の文字、ハングルの起源から現在、さらに未来への展望までを学ぶことができる場所です。さらに文字の発展、変遷、そしてハングルが歴史を通じて果たしてきた役割について深く知ることができます。
私が参加したのは16:00の解説ツアーでした。その時の参加者は私1人だけ。しかし、丁寧に解説を進行してくれました。1対1の形式でのツアーは、質問も自由にできるため、より深い理解が得られるので、この時間帯をおすすめします。
ライターおすすめの展示物
展示の中で特に印象的だったのは、真っ暗な部屋の中で輝く「訓民正音」の文字。この漢字の背後には、当時文字を知らなかった人々へのハングルの導入という歴史があります。また、幼少期の王が書いた文字や、ハングルが消えかけた時代、そしてそれを守るために戦った人々の物語も感動的でした。
館内にも多くの思いが詰まっている!
博物館のデザイン自体にも意味が込められています。入口は真っ暗な空間であり、当時、ハングルが存在しなくて文字で気持ちを表現できなかった苦しさを現しています。そして、出口へと進むにつれて、空間は明るくなり、ハングルの未来を示唆しているとのこと。特に「ハングルの今、未来」という映像は、その美しさに見入ってしまうほどです。
ハングル博物館は、文字一つにどれほどの歴史や情熱、そして未来への希望が詰まっているのかを感じさせてくれる場所です。韓国好き、韓国語を勉強中の人には一度訪れてほしい場所です!
国立ハングル博物館(こくりつはんぐるはくぶつかん)
●住所:ソウル特別市龍山区西氷庫路139
●営業時間:10:00~18:00(土曜日のみ10:00~21:00)
●休館日:秋月、旧正月
国立ハングル博物館サイト