韓国の東大門エリアには、タッカンマリ横丁なるものが存在?タッカンマリとは、鳥を丸ごと1羽スープにした料理。今回は、日韓夫婦ライターが実際に行ってきた様子をご紹介します!
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タッカンマリとは?
タッカンマリとは、日本語で鳥1羽という意味。大きな鍋に鶏肉を骨付きのまま丸ごと入れ、スープで煮て食べる料理のこと。ネギやジャガイモ、トッポキなどのお餅も一緒に茹で、甘辛の特製ダレにつけて食べます。韓国では、東大門の近くにタッカンマリのお店が集まる通りがひしめき、タッカンマリ横丁と呼ばれています。
チンウォンジョポシンタッカンマリ
今回紹介するチンウォンジョポシンタッカンマリは、東大門でお店を構えてもう30年以上の老舗。韓国の各種メディアや日本の雑誌などに何度も取り上げられてきた人気店です。秘伝のスープは2007年に特許を取得したほど。タッカンマリ横丁では、食事時にはたくさんの行列ができていますが、ここは3階建てということもあり、回転率もよくおすすめです。
では早速店内に入ってみましょう!今回通されたのは1階席。座るとすぐ、鶏肉が入った鍋が運ばれてきます。メニューはタッカンマリ(2人分で28000ウォン)のみ。その他は、飲み物や追加の具材、締めの麺やご飯がオーダーできます。
ここのお店の特徴は、新鮮な若鶏を使っていること。そのため、どの部位もしっとりとしていて口当たりがとてもいいのです。鶏肉が煮える間にタレを準備しましょう。
タッカンマリのタレは、タテギという唐辛子ベースの味噌に、ニンニク、ポン酢、マスタードを加え、混ぜて作ります。辛さはお好みで調整してみてください。私のおすすめは、ポン酢を多めにし、マスタードは少なめにすることです。
鶏肉が煮えるとお店の方がハサミで切ってくれます。色々な部位を楽しみながら、頬張ってみてください。
一緒についてくるキムチがまた美味。辛味が弱めで、サラダ感覚でさっぱりしています。こちらはおかわり自由です。地元の年配の方々は、キムチやタテギも鍋の中に入れて真っ赤なスープにして食べていました。エプロンはお願いすると持ってきてくれます。
そしてシメにはぜひククス(麺)を頼んでみてください。濃厚な出汁が全て麺に絡み、なんとも言えない絶妙な味なのです。
韓国でしか味わえないタッカンマリ。寒い時期には体が芯から温まりますので、ぜひ一度足を運んでみてください。
チンウォンジョポシンタッカンマリ
営業時間:10:00~22:00
住所:서울특별시 종로구 종로5가 265-6, 1~3F