2024年11月に初のフルアルバム『DRIP』をリリースしたBABYMONSTER。その先行曲である「CLIK CLAK」がKBSの「放送不適格」という判定を受けました。放送不可になってしまった問題のワードとは?
BABYMONSTERがフルアルバム『DRIP』をリリース
11月1日(金)、グループ初となるフルアルバム『DRIP』をリリースしたBABYMONSTER。
このアルバムのキャッチコピーは“90年代のヒップホップ”で、YGエンターテインメントならではの“ヒップホップバイブス”を感じられる曲が多数収録されています。
YGエンターテインメントによると、『DRIP』はiTunesアルバムチャートにおいて11の国と地域で1位を獲得。
また「ワールドワイドアルバムチャートTOP3」にもランクインし、日本ではLINE MUSIC「アルバムTOP100チャート」で2位を記録しています。
先行曲「CLIK CLAK」がKBSから「放送不適格」判定!
フルアルバム『DRIP』の先行曲として公開された「CLIK CLAK」。
この曲は、全てのメンバーがラップにチャレンジした曲であり、強めのヒップホップバイブスを感じることができます。
そんな中、韓国KBSは「CLIK CLAK」について「放送不適格」という判定を下しました。
その理由について、KBS側は「特定商品ブランドに言及しているため、放送審議規定46条(広告効果の制限)に違反する」と説明。
歌詞を確認してみると、「Zero hundred like Ferrari(フェラーリ)」というフレーズに“特定の車種”を含んでいるため、放送不適格になってしまったようですね。
一方、ヒップホップではその多くが「金」「車」「男(女)」をテーマにした歌詞であるため、具体的な車種が含まれることも珍しくありません。
特にYGエンターテインメント所属アーティストたちのMVには、お金持ちを象徴する高級車が登場するのが定番。
そのため今回の放送不適格判定に対し、ファンからは「ヒップホップだから仕方ない」「YGは一昔前の高級ブランドが大好きだから」「ある意味でYGのプライドでしょ?」という声が上がっています。
YGアーティストは『ミュージックバンク』に出演しない?
今回、KBSから「放送不適格」という判定を受けたBABYMONSTER。
この場合、該当の歌詞を放送用に修正または削除することで音楽番組『ミュージックバンク』に出演することが可能になります。
しかし、YGエンターテインメントに所属するアーティストたちは長らく『ミュージックバンク』に出演していません。
その理由は「ステージのクオリティを重視しているため」「アーティストの負担を少なくさせるため」とも言われていますが、ファンの間では「YGはSBSとMBC以外の放送局と仲が悪いから」というのが通説。
そのため、今回のように放送不適格判定を受けて番組出演ができなくなったとしても、YGエンターテインメントにとっては「痛くも痒くもない」という状況です。
ちなみに最近ではBLACKPINKのジェニがソロ曲「Mantra」で同じくKBSの放送不適格判定を受けていますが、そもそも『ミュージックバンク』に出演する予定がないため歌詞を修正することはありませんでした。