私生活を追いかけ回す「サセン」による問題が深刻化している韓国。そんな中、アイドルグループTHE BOYZのソヌが、サセンに殴られるという事件が発生しました。事件の流れと共に、所属事務所に批判が殺到している理由をご紹介します。
THE BOYZソヌが自宅入口で「サセン」に殴られ病院へ
11月14日(木)、THE BOYZの所属事務所ISTエンターテインメントは公式ファンサイトを通じて、メンバーのソヌが「サセン」から暴行を受けたことを伝えました。
「サセン」とはアーティストの私生活を追いかけ回す悪質なファンのことで、近年はサセンによる問題が深刻化しています。
所属事務所によると今月9日、スケジュールを終えたソヌが宿舎のエレベーターを降りて玄関のドアを開けた際、非常階段に隠れていたファンがソヌに接近。
危険を感じたソヌはすぐにスタッフに連絡し、ソヌとスタッフが該当のファンを捕まえて警察に引き渡しました。
その過程で逃走を試みようとしたファンが、ソヌとスタッフを数回殴ったとのこと。
該当のファンは駆け付けた警察官によって、住居侵入と暴行容疑の現行犯で逮捕されたと伝えられています。
事件の後もスケジュールをこなしていたTHE BOYZソヌ
サセンに殴られるという暴行を受けたTHE BOYZのソヌ。
事件が起きた日は11月9日ですが、当日は音楽番組「ミュージックバンク」に出演していました。
THE BOYZは10月28日に新曲「導火線」をリリースし、現在カムバック活動の真っ最中。
そのため事件の後も、ソヌは変わらずに音楽番組やラジオ番組に出演し、ヨントン(ビデオ通話)まで全てのスケジュールをこなしていたということです。
所属事務所にファンから批判の声が殺到!
サセンに殴られた後、現場に駆け付けたスタッフとソヌは病院へ直行。
幸い、大事には至らなかったようでスケジュールもしっかりこなしてきました。
しかし、危険な目に遭ったにも関わらず、スケジュールを強行させた所属事務所にファンから批判の声が殺到。
「ケガはなかったけど、精神的にダメージを負っているのに…」「普通は休ませるでしょ?」「事務所からの発表が遅すぎる」と、批判の声が相次いでいます。
THE BOYZがメンバー全員で事務所の移籍を発表
ファンから批判の声が相次いでいるTHE BOYZの所属事務所ISTエンターテインメントですが、11月15日(金)にTHE BOYZがメンバー全員で事務所を移籍することを発表しました。
2017年にデビューしたTHE BOYZは、メンバー全員が今年再契約を控えています。
その結果、ISTエンターテインメントとは再契約を結ばず、歌手MCモンが設立した事務所「One Hundred」に移籍を決めたとのこと。
これについてOne Hundred側は「THE BOYZと話を交わしながら、メンバー全員で一緒に移籍しようとする姿に好感を持った。最高のチームワークを見せるTHE BOYZのメンバーたちの新たなチャプターを一緒に作っていきたいと思う」とコメント。
12月中旬から正式にOne Hundred所属のアーティストとして活動する予定で、今後のさらなる活躍に期待が高まっています。