TWSの中国人メンバー・ハンジンが、ファンコミュニケーションプラットフォームで「キムチ」を「泡菜」と表現したことについて、韓国ファンと中国ファンが対立を繰り広げています。「キムチ」発言が議論を呼んでいる理由とは?
Weverseでファンとのコミュニケーションを楽しんだTWSハンジン

2024年1月にPledisエンターテインメントからデビューしたTWS。
ハンジンはグループ唯一の外国籍メンバーで、中国出身です。
2月1日(土)、ファンコミュニケーションプラットフォームWeverseを通じて、ファンとコミュニケーションを楽しんだハンジン。
ファンから「ごはん食べましたか?」と質問されたハンジンは、韓国語と中国語で「キムチチゲ食べたよ(吃了泡菜汤)」と返信しました。
「キムチ」の中国語表記は「泡菜」ではなく「辛奇」

韓国語と中国語で、ファンに返信をしたハンジン。
この時、ハンジンが「キムチ」を「泡菜」と表記したことで大きな議論が巻き起こっています。
キムチは世界中で「韓国で発祥したもの」と認識されていますが、数年前から多くの中国人が「キムチは中国発祥だ」と主張。
実際に「泡菜」という言葉は中国で何十年間も、「キムチ」を意味する言葉として使用されてきました。
しかし、厳密には“韓国のキムチ”と“中国の泡菜”は別物であるため、韓国文化体育観光部は2021年にキムチの中国語表記を「辛奇」にすることを公式発表。
これらの“キムチ問題”は、韓国人と中国人にとって非常に敏感な問題となっています。
韓国ファンはコメントの削除を要求!中国ファンの言い分は?

ハンジンが「キムチ」を「泡菜」と表記したことについて、韓国のファンは「コメントを削除してください」と要求。
また「キムチの正しい表記は辛奇です。表記を訂正するか謝罪をしてください」としています。
一方、中国のファンは「中国では今でも、韓国のキムチを意味する言葉として泡菜を使用しています。また多くの漬物も泡菜と呼ばれています」と主張。
さらに「キムチが中国発祥だと主張するために、泡菜という言葉を使っているわけではない」と説明しましたが、今もなお韓国ファンと中国ファンの対立は続いています。
「韓国で活動するなら韓国語だけ使え」という声も…

「キムチ」の表記を巡って、とんでない議論を巻き起こしてしまったハンジン。
多くのファンは「もう少し注意を払うべきだった」としていますが、「両国のファンに向けて、韓国語と中国語で説明した点を評価してあげよう」「何の悪意もなく間違っただけでは?」と、擁護の声も多く上がっています。
しかし、中には「韓国で芸能活動をするなら、韓国語だけ使え」「言葉が分からないなら翻訳機を使用してください」と厳しい声も…。
現在、韓国で活動している外国籍のアイドルはとても多いため、ひとつひとつの発言にも細心の注意を払う必要がありそうです。