現在、中国で社会問題となっている生理用ナプキンや幼児用おむつのリサイクル問題。この問題が明らかになった後、元EXOのタオが生理用ナプキン工場を建設することを発表しました。
社会問題となっている生理用ナプキンのリサイクル問題
今年3月、中国の国営テレビ局・CCTV（中国中央電視台）は「あるリサイクル業者によって、廃棄予定の生理用品とおむつが再販売されている」と報道。
番組内では商品として売ることができない“不良判定”を受けた生理用ナプキンや幼児用おむつが床に乱雑に散らばっていた他、ゴミの山の中から生理用ナプキンと幼児用おむつを取り出し、従業員が再梱包する様子が放送されました。
このリサイクル業者は低価格で廃棄予定の生理用品やおむつを大量購入し、その後オンラインサイトで商品を販売。
その結果、仕入れ価格の約30倍にも上る多額の利益を得ていたと報じられています。
元EXOのタオが生理用ナプキン市場に参入
4月6日（日）、元EXOのメンバーであるタオは自身のSNSを通じてライブ配信を進行。
その中で、生理用ナプキンのリサイクル問題に言及し、「本当に気持ちが悪い。企業が利益のために、女性の健康を犠牲にすることは容認できない」と批判しました。
そしてタオは、高品質の生理用ナプキンを製造する会社を立ち上げることを発表。
続けて「24時間生産過程を生中継する。原材料の調達から包装まで、全ての工程を一般の方がチェックできるようになる」と、製造工程の透明性を約束しています。
タオの発表に対する世間の声は様々
タオの発表に対し、「社会問題に便乗しているのでは？」という声も相次いでいます。
これについてタオは「数ヶ月前から生理用ナプキン供給業者と交渉を始めている」とし、事業のパートナーでもある妻のシュ・イーヤンや女性従業員たちが「90日間の製品テストを行なった」と主張しました。
