マナー1:目上の人の前では、口元を隠す
韓国のお酒の席では、『目上の人の前では、お酒を飲んではいけない』というルールがあります。しかし、目上の人にお酒をついでもらうこともありますよね。そんな時はあるマナーを守っていれば、飲んでも問題ありません。それは、目上の人のいない方向をむき、口元を隠して飲むようにすることです。例えば、正面と右隣に目上の人がいる場合、左を向いて口元を手で隠して飲めば大丈夫です。
マナー2:目上の人から注ぐ
親族と集まる時を例に考えます。自分が一番若い場合、祖父祖母→父母→兄姉→自分のように年齢が上の人からお酒を注ぎます。これは日本のマナーと似ているので覚えやすいですよね。
マナー3:注ぎ足しはNG
韓国では、『グラスを空にするまでお酌禁止!』というルールがあります。なぜかというと、韓国での注ぎ足しは、葬式などで亡くなった方にする作法のため、生きている人間に対して行うとマナー違反になってしまいます。その一方日本では、注ぎ足しをするのがマナーなので、間違えないように覚えておきましょう!
マナー4:お酒を注ぐ・注いでもらう時は両手が基本
韓国では、何をするときも『両手で』が基本。握手する時も、目上の人には両手で握手しますし、テストの答案をもらう時も両手で受け取ります。お酒の席でも片手注ぎは、相手を不快にさせてしまうので、注意が必要です。しかし、親しい間柄や、自分の年齢が上の場合は片手でついでも大丈夫なんだそう。
マナー5:手酌NG
韓国では手酌をすると、その前に座っている人の寿命が縮まる、婚期を逃す、運が逃げる、周りの人が不幸になるなどの俗説があります。大人数でお酒を飲み交わす文化を持つ韓国なので、1人で手酌をしていると寂しさを感じるんでしょうね。そのため、お酒が空のグラスを見たら、注いであげると◎では、周りの席の人が手酌をしていたらどうするのでしょうか?そんな時は、すかさず相手のグラスに手を添えます。周りに気を使いすぎて疲れてしまうかもしれませんが、韓国では手酌を阻止することも大切なんです。