似ているようで違う韓国と日本の文化。初めて日本を訪れた韓国人男性の目に、日本は一体どのように映ったのでしょうか?今回は、約10年ほど前に来日した韓国人夫が驚いたことを3つに分けて紹介します!
【1】日本はピカピカな先進国?
日本に来てまず韓国人夫が言った言葉が忘れられません。
「日本は韓国よりずっと進んだ先進国なんだね!」
なぜなら、日本は道路にも歩道にも、ゴミ一つ落ちておらず、空港や百貨店、さらにはコンビニやレストランもトイレがピカピカだったからです。
夫の中では「綺麗な国=先進国」という認識だったようで、来日するまでは日本がここまで進んだ国だとは思わなかったそう。
確かに韓国では、道端にタバコの吸い殻やチラシ、飲み終えたジュースの缶やペットボトルなどのゴミが散乱しているところがまだあるように思います。
【2】日本は男子が可愛い国?
ある時、地下鉄に乗ると、韓国人夫が一点を凝視していました。
目線の先をたどってみると…。大学生くらいの男性の鞄についていた、ぬいぐるみに釘付けなのです。
またある時は、カフェに行くと、夫がソワソワと落ち着かない様子。理由は、近くの席の男子グループが新作のパフェを美味しそうに食べていたからです。
韓国人夫によれば、軍隊に行ったり、早くから自立を求められる韓国人男子たるもの、もふもふした可愛らしいキャラのキーホルダーを鞄につけるなどというのは、発想にもなかった驚くべきこと、とのこと。
しかもカフェやレストランで、男の子たちが一緒に甘いものを食べるなんて言語道断。「男同士で甘い物を食べるなんて!なぜ酒を飲まないんだ!」と驚愕していました(笑)
【3】日本は子どもが自由な国?
来日して最初の夏、近所でお祭りがありました。
韓国人夫は珍しそうに屋台を見物しながら、食べ歩きを楽しんでいました。
突然、何かを見つけて早足になった夫。繋いだ私の手を振りほどき、人混みの中に消えてしまったのです!
慌てて追いかけ探すと、近所の子どもたちの中に背の高い男性が1人混じってる!なんと、ゲームをする子どもたちの輪の中に夫の姿が(笑)
聞けば、韓国では小学生は帰宅後すぐに塾に行き、夜10時まで勉強する子たちもザラなんだとか。夫も小学生時代には、友達同士で遊んだ記憶がないくらい勉強させられたそうです。
そんな韓国人夫にとって、お祭りで子どもたちが自由に金魚すくいをしたり、射的をしたり、お菓子を食べながら景品を自慢しあってる光景は、感動すら覚えたとのこと。思わず一緒に参加したくなってしまったようです。
あれから12年。夫は小学生になる息子に常日頃から「勉強はちょっとだけして、いっぱい遊びな!」と言っています。お祭りも大好き。
そして…鞄に可愛いキーホルダーをつけるなど、すっかり日本人化しています(笑)
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