近年、日本ではサウナブームが再燃していますね。韓国でも住宅街には必ず1つはあるほど普及しており、国民の生活に密着した施設です。韓国ドラマでもおなじみの風景で、韓国旅行中に体験した方もいらっしゃるかも知れません。旅の疲れを癒し、韓国文化も楽しめて、身体もきれいになる…いいこと尽くしの韓国サウナについて調査します!
韓国サウナ=チムジルバン
韓国サウナとは、韓国式スーパー銭湯のことを指し、サウナやお風呂などの温浴を中心に、食堂、売店、パソコンルーム、フィットネスルーム、美容・エステルーム、喫煙室、睡眠室などが揃う施設のことを「チムジルバン」と言います。
日本でいう健康ランドのような施設を思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。地元の人たちの憩いの場やカップルたちのデートの場として親しまれており、24時間営業をしている施設も多いことから終電を逃した人たちが過ごす場所としても定着しています。
チムジルバンの効能・効果
チムジルバンには複数のサウナがあり、それぞれ健康効果が得られます。チムジルバンは50~90℃程度の低温で、サウナ部屋によって壁素材、温度も様々です。
例えば、黄土部屋(ファントバン)は、遠赤外線によって身体の老廃物を排出し、血流や新陳代謝を活発にする効果があります。また塩部屋(ソグムバン)では、活性酸素を除去し皮膚の老化やトラブルを防ぐ効果が。さらにアイスサウナでは、十分に温まった体を低温の環境に置くことで、血管が収縮し血流が改善され、身体の緊張がほぐれてリラックス効果を得ることができます。
サウナ部屋はバリエーションが豊富で、自分の体調に合わせた入り方をチョイスすることができます。無理なく楽しめるのも大きな魅力ですね。
チムジルバンの楽しみ方
ヤンモリ
韓国ドラマがきっかけで大流行した「ヤンモリ」。羊の頭のように見えることから「ヤンモリ(韓国語で羊の頭)」と呼ばれます。確かに、側頭部にある部分が羊の耳に見えて可愛いですね。BTSのジンも番組でヤンモリ巻きをしていました!
食事
またチムジルバンでは、定番の食べ物があります。
卵
この茶色い卵の正体は「燻製卵」です。なぜ食べるのか明確な理由はありません。疲れた身体に素早く栄養を補給するため、卵を食べると水が欲しくなるため(水分補給のため)、チムジルバンの熱で作ることができるため…など様々な説があります。
シッケ
韓国のお米を発酵させて作る日本でいう甘酒に似た飲み物で、卵とセットで出てくることが多いです。甘味だけでなく後味スッキリとした味わい。消化促進の効能があります。
わかめスープ
韓国では、誕生日や妊婦さんの体力回復食にわかめスープを食べると聞きますが、チムジルバンの朝御飯の定番もわかめスープです。わかめにはビタミンやミネラルなどの豊富な栄養素が含まれており、「疲労回復」「貧血の予防」「精神の安定」などの健康効果があります。またビタミンB1、 B2が豊富に含まれているため、肌にも最高なのです!
今回は、韓国サウナ、チムジルバンについてご紹介しました。冬は気温マイナスの極寒となる韓国。身体の芯からじんわり温まって、韓国ならではの習わしや雰囲気を味わいながら汗を流して疲れも流す…癒し温活スポットをぜひ楽しんでみてください。
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