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軍服務中でも人気継続!グローバル音楽市場で再評価を得る『BTS』の過去曲をPICK!

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メンバー全員が兵役義務履行のため入隊したBTS。そんな中、全世界のiTunesチャートで1位、米ビルボードの主要チャート上位ランクイン、YouTubeミュージックビデオ再生回数の上昇など、BTSの過去曲が再びスポットライトを浴びています。BTS空白期間に対する寂しさと、2025年の完全体活動を待つファンの想いが集結した成果と言えるでしょう。今話題のBTSの過去曲をピックして解説します!

Spring Day

出典:mysound

2023年12月、「Spring Day」が約6年ぶりに再びグローバルチャートを席巻しました。「Spring Day」は、2017年2月にリリースされたアルバム「WINGS外伝: You Never Walk Alone」に収録されており、2022年6月にリリースされたアンソロジーアルバム「Proof」のディスク1にも再収録されています。

「Spring Day」は日本語バージョンも制作されており、日本語バージョンは2017年5月にリリースされたシングル「血、汗、涙」と、その後発売されたアルバム「FACE YOURSELF」、「BTS, THE BEST」に収録され、日本公演のコンサートでもパフォーマンスされています。

「Spring Day」の作詞作曲にはRM、SUGAが参加。韓国語のタイトル「봄날」の読み方は「ポムナル」で「春の日」という意味です。「遠く離れている大切な人(友人)へ、あなたに会いたい。月日は経ち変わりゆくがあなたを忘れたことはない、再び出会える希望を失わずにいる。」というメッセージが込められています。MVも意味深で想像を引き立てる内容となっており必見です。また、はっきりと言及はしていませんが、2017年に韓国で起きた大型旅客船セウォル号転覆・沈没事故の追悼の曲とも言われています。

Spring Dayの歌詞で特徴的なのは、他の楽曲と比べるととても落ち着いた曲調であること、そして「보고싶다 (ポゴシプタ)意:会いたい」 から始まり、そのワードが何度も繰り返し出てくる歌詞です。聴けば聴くほど切なさが増し、多くのファンを感動させている名曲。BTSメンバーの帰りを待つファンの心情と重なることも再燃の理由でしょう。



Outro:Tear

出典:Amazon

「Outro:Tear」は、2018年にリリースされたアルバム「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」の最終トラックに収録されています。このアルバムは、BTSのメンバー自身や世界中のファンの苦難を反映した内容となっており、多くのファンからの共感を呼びました。「Outro:Tear」の「Outro」は「楽曲の終わり」、「Tear」は「涙、引き裂く」という意味です。

「Outro:Tear」はSugaが作詞、BTSのラップライン(Suga、J-Hope、RM)によってパフォーマンスされています。Sugaは後のドキュメンタリー番組で、「「TEAR」の歌詞はメンバーのために書きました。 メロディーを書いているとき、当時、私たちはやめるべきかどうかを深く考え悩んでいた時期でした。 メンバーのために曲を流した時、みんなで一緒に泣きました。」と語っています。メンバーは「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」がリリースされた2018年の年末に開催された「2018 Mnet Asian Music Awards」で、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の受賞スピーチで解散の危機に瀕していたことを涙しながら明かしました。

歌詞の全体をみると、別れや終わりの辛さの感情が強く込められており、暗く重いエネルギーが溢れる曲です。大変な時期を乗り越えて結束を強め活動を決心したBTS。そのターニングポイントとなった時期に制作された「Outro:Tear」はファンにとっても大切な曲のひとつです。



No More Dream

出典:Amazon

BTSは2013年6月13日にデビュー、ミニアルバム「2 COOL 4 SKOOL」を同年6月12日に発売、デビュー曲は「NO MORE DREAM」です。翌年2014年6月、「NO MORE DREAM」日本語バージョンで日本デビューを果たしています。

デビュー当時は、ファッションやメイクは黒を基調としたヒップポップ系のイカツイ少年たちで、曲調も強めのヒップホップがメインでした。「NO MORE DREAM」は、夢なきすべての若者へ、夢を持っているか?君の夢は何だ?君の夢はたったそれだけか?と問いかけるメッセージ性の強い曲です。彼らのデビュー当時ならではの意気込みをストレートに感じることができ、そのパフォーマンスからは凄まじい気迫さえ感じます。発売されて10年経ちますが、懐かしさをもう一度味わえ、BTSの成長を見ることができる一曲。少年から大人になった彼らの変化に驚くでしょう。



Yet To Come(The Most Beautiful Moment)

出典:stylecaster

「Yet To Come(The Most Beautiful Moment)」は、グループとしてでなく個々の活動に専念していくことを宣言した直前の2022年6月10日にリリースされたアンソロジーアルバム「Proof」のリード曲です。アルバム「Proof」についてRMは「デビュー9周年を迎えたBTSがチャプター1を終える特別なアルバム。この9年を共にしてくれたファンへのメッセージが中心であるだけに、歌詞に最も注力した。」と語っており、9年間のキャリアの歩みや感情がぎゅっと詰め込まれています。

「Yet To Come」の作詞作曲にはRM、SUGA、J-HOPEが参加。「Yet To Come」は「まだこれから」 、サブタイトルの「 The Most Beautiful Moment」 は 「最も美しい瞬間」 を意味します。 自分たちの最高の瞬間はまだこれからやってくる、音楽活動を続ける限り自分の最高の瞬間を目指し続けたいという想いが込められています。ラストの歌詞は「You & I, best moment is yet to come(君も僕も最高の瞬間はまだこれからだ)」と、これからも7人とファンと共に最高の瞬間を作り上げていくんだという力強い約束の言葉で締めくくられます。

この曲は、過去のミュージックビデオに関連しているMVでも話題になりました。例えば、JUNG KOOKの背景に映る遊園地の乗り物やそこに書かれている文字、Vのポーズ、J-HOPEの背後に映る電車は「Spring Day」で登場、黄色いバスは「NO MORE DREAM」を思い起こさせます。これまで経験してきたさまざまな思い出を回想しながら、その過去を大切に、自分たちを信じて未来に向かって進むBTSの姿が魅力的に表現されています。

「Yet To Come」の曲名の通り、BTSにとってもファンにとっても最高の瞬間はこれから。そんな前向きで強い想いがグローバル音楽市場ランキングに表れたのでしょう。