前回、独学で日本語をマスターした韓国人夫のハラハラドキドキする言い間違いについてご紹介しました。今回は、決して笑ってはいけない、韓国人夫の言い間違いをさらに3つご紹介します!
▼前編はこちら
もうやめて?ハラハラドキドキする韓国人夫の日本語の言い間違い!前編
ピとビが苦手?
日本でも韓国でも、数を数える時には、1、2、3、あるいはひとつ、ふたつ、みっつのように2つのパターンがあります。韓国人夫にとって、このような日本語の数の変化は最大の難関。覚えるのにかなり苦戦していました。
夫が一番ややこしいと感じているのが動物などの数え方。韓国では、魚も動物も鳥も「マリ」という同じ単位で数えることができます。しかし日本では、1匹、1羽など異なりますよね。さらに夫が苦手なのは「1ぴき」や「2ひき」などの使い分け。
ある時、会社の飲み会に参加した夫。帰宅後、「今日は大人数だったよ」と言うので「何人くらい参加したの?」と聞くと、「上司が3ぴきと部下が7ぴきもいた」と大真面目に答えるのです(笑)そもそも社員の方を「匹」で呼ぶのはやめてほしいです(笑)
ケツをつけてくる
以前、韓国人夫は会社で大切なプロジェクトのリーダーに抜擢されたことがありました。連日残業が続く中、締切となる日も迫り、焦りも見られました。体調を壊さないか心配になるほどの忙しい日々。朝、出勤する際に「あまり無理せずに頑張ってね」と伝えると「今日こそケツをつけてくるから大丈夫!」と意気揚々と出かけて行きました…きっとケリをつけると言いたかったのでしょう(笑)
ピンタする
最後は、夫が見ていた動画で、日本人の恋人同士が争っているシーンが出てきた時のこと。映像では、浮気してしまった彼氏の頬を彼女が平手打ちしています。夫は日本人の女性が彼氏が浮気しても1発しか叩かないことにびっくり。「韓国の女性だったらボコボコに殴られるよ」と、さも自分が体験したかのように語るので、私との間に緊迫した空気が流れました…。しかし「浮気してもピンタだけで終わるの本当?」と真剣に聞いてくるので、思わず吹き出し場が和みました(笑)
このように、日本語学習中、あるいは日本語をマスターした後の韓国人にとって、日本語の「ぴ」や「び」の使い分けは難しいようです。ぜひ、おおらかな心で受け止めてあげてください(笑)