日本では、すき焼きやしゃぶしゃぶなどになると途端に具材を入れる順番などにこだわりを見せる男性のことを「鍋奉行」といったりします。今回はその韓国バージョン「焼肉奉行」についてご紹介します!
鍋奉行と焼肉奉行
存在感の薄かった父親が突然、鍋の日にだけ意気揚々と鍋を取り仕切るようなシチュエーションを日本では「鍋奉行」といいますよね。日韓夫婦の我が家には、焼肉の時になると仕切り屋に豹変する韓国人夫がいます(笑)そこで今回は、韓国人夫の「焼肉奉行」っぷりについてのエピソードをご紹介します。
焼肉を焼くのは男性の役目?
韓国人夫が来日して初めて日本で焼肉デートに行った時のこと。隣の席のカップルをチラチラと気にしています。突然、大きなため息をつき、「はー、日本、酷すぎる!」と怒り出しました。理由は、彼女がずっとお肉を焼いていたから(笑)なぜなら韓国では、お肉を焼くのは男性の役目と決まっているそう。
確かに韓国では、豚の三枚肉を焼くサムギョプサル、鶏肉を甘辛く炒めたタッカルビ、牛肉を野菜と焼くプルコギなど、お肉を焼く機会が多いように思います。他にも日本の焼肉のような、韓国産の牛肉を味わう焼肉店に、ホルモンや内臓を焼いて食べる専門店も。そのようなお店では、店員さんがサポートしてくれることも多いですが、それ以外は、トングを持っているのは高確率で男性です。
焼肉を食べに行くと…
韓国人男性にとって、さまざまな種類のお肉を上手に、美味しそうに、そしてちょうどよい加減で焼き上げることは、少年の頃から培ってきたスキルのようなもの。お肉への情熱や焼き加減へのプライドは、半端ないのです(笑)
もともと韓国人男性は、食事中も魚の骨をとってくれたり、おかずをご飯に乗せてくれたりする人が多いといいます。しかし、我が家の韓国人夫のように、食事中、全く何もしないタイプの男性であっても、焼肉だけは別人です。少しでもお肉をひっくり返そうものなら、途端にダメ出しが入るのです(笑)そしてこのようなお肉への熱意、小学生の息子にもしっかりと伝授され始めています(笑)
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